中村栄美子さん

中村さんの集めた昔話集

携帯電話でも民話が聞けますよ(ブログ)

[2017年4月]


  4月になりました。日射しが暖かくなり木々は芽吹き、桜のつぼみもふくらんできています。
ダウンのコートを薄い春のコートに変え、身軽になると嬉しくなって散歩や山歩きをしたくなります。
  山は雑草が緑の葉をのぼし、フキノトウやつくしも顔を出しています。
ちょっと足をのばして小高い山の公園に行ってみませんか。 春の暖かさを実感するにちがいありません。


   今日の昔むかしのお話は、「一の宮のけんか祭り」「白山神社のお祭り」です。


  • 「一の宮のけんか祭り」
         昔から、糸魚川の春は「けんか祭りから」といわれてきました。寒い冬が終わりあたたかな春の到来をけんか祭りを境にしていたのでしょう。
      祭りは昔の人の春を待つ心が感じられます。

          "ドーーーン"と太鼓が鳴って、笛が"ピーヒャラリ"

        一の宮の境内に地元の人は勿論、近郷近在から人が集まり、境内は人々の熱気と興奮に包まれます。
      境内に集まった人々は顔を好調させ、けんか祭りの始まるのをいまかいまかと待ちます。 寺町と押上の若い衆が互いのみこしをかつぎみこしをぶつけて、力を競い合います。
        境内はいような熱気が漂い、寺町と押上の2基のみこしの力くらべに異性のいい声援がかけられます。 「寺町ガンバレ」「押せ押せ押上の力をみせてやれ」男の声、女衆の声がとびかいます。
        春を迎える喜びが人々の感情を高ぶらせ、境内でみこしのけんかが繰り返されます。
      たっぷりみこしのけんかをしないと神様のご機嫌が悪いといわれています。

      さあ、お話を聞いてください。

  • 「白山神社の祭り」
         能生白山神社の春の大祭は4月24日に行われます。糸魚川市内に4つある国の重要無形民俗文化財の1つで、2週間前に行われた4&月10日の一の宮のけんか祭りで舞われる舞いも国の文化財に指定されています。
        室町時代、大阪四天王寺から伝承されたという優美な舞いは稚児が主役の舞いが多く近郷近在から訪れた人や遠来の客も愛らしい舞姿に魅了されてしまいます。
      がしかし、最後を飾る「陵王の舞」は圧巻です。
        大人舞いで緋の衣装を身につけ頭に竜をのせた吊りあごの陵王面をつけ、動物の毛を赤く染めた毛をかぶった陵王はりりしく感動の声をあげてしまいます。
      舞いは通常、午後行われ、早い時間に人の賑わいのピークとなり、だんだん境内の人が減っていくのですが、能生の祭りは全く逆です。
      最後の「陵王の舞」をみようと人が集まり、白山神社の境内は集まった人の熱気と興奮のるつぼとなります。
        陵王が舞台から楽屋へと渡る「橋がかり」で神様がのった時、一気に楽屋へとび込みます。神様は「お旅帰り」となりみこしが一気に拝殿にかつぎこまれ、「ヤッショイ」「ヤッショイ」のかけ声が神宛に響き渡ります。
        神様を迎えての饗宴が、無事終わったことに歓喜し、祭りは静かに終わります。 是非白山神社の祭りを見に来て下さい。感動いっぱいの祭りです。


         さあ、白山神社の祭りを聞いて下さい。

◆4月1日〜15日
「一の宮のけんか祭り」
◆4月16日〜30日
「白山神社の祭り」

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