中村栄美子さん

中村さんの集めた昔話集

携帯電話でも民話が聞けますよ(ブログ)

[2017年6月]


  冬が終わって桜が咲いてレンギョウ、チューリップ、ツツジ、モクレンとつぎつぎ咲く花 を楽しんでいたらもう六月 梅雨の季節になりました。梅雨にいあうのがあじさい。
  花は次々に移ろい、次の花へとバトンタッチして行きます。その季節、時季の花は 私達の目を楽しませ、生きている喜びと幸せを与えてくれます。
思わず笑顔がこぼれます。


   さあ、今月のむかーしむかしのお話は、「食わず嫁さ」「上がり岩」のお話です。


  • 「食わず嫁さ」

        このお話、全国にあるお話です。タイトルを聞いただけで話の内容が何となく想像できます。
      「飯を食べない嫁がいる」という設定で話がはじまります。考えてみてください。
      食べ物を食べないで生きていける訳がありません。食べ物を食べないで働ける訳がありません。
      このお話は田舎の村に口から口へと伝承されたお話です。
        白いお米がいっぱい食べたい。村の男達はいつも「腹いっぱい飯が食べたいな」 年頃の男は「嫁さもらいたいな」といつも思っていました。

      そこへ夢みたいな話がもちこまれます。
        見知らぬばあさんがきれいな娘を連れてきて、「飯を食わない嫁じゃ、もらえ」若者はびっくり!
      「嫁さもらって飯食われりゃ、たんとない米が減ってします。大損だ!
        飯を食わない嫁だと! そりゃびっくり。本当じゃろうか」

        若者は半信半疑!
        本音は嫁さが欲しくてたまらない・・・・・・若者は嫁さをもらうことにしました。

        さあ、嫁さは本当に飯を食わなかったのかしら? 正体は何だったのかな?

        さあ、お話を聞いてください。

  • 「上がり岩」
         上がり岩は能生の小泊に伝わるお話です。
      小泊の護岸のへりに畳二畳程もある平べったい石があって、立て札に「上がり岩」と記してあります。
        私にとって、「上がり岩」は忘れられないお話です。
      当時高視聴率であった「まんが日本昔ばなし」に最初に採用されたお話だったのです。

      採用の通知があった時はびっくり仰天!
        「あれっ本当かしら」と何度も通知の紙を読み返しました。
      そして放映の日をこどもじゃないけれど指折り数えていました。時が過ぎ放映の時間を持つ間の長いこと、 あと少し、あと少しと待ったことが思い出されます。

        それにしてもあのアニメ、うまくできていますよね。
        悪者も心から憎めない顔をしているし、ドキドキハラハラしながら画面に見入ってしまいます。
      そして、市原悦子と常田富士男さんの声の使い分けのすばらしいこと。

        「すごーーい」思わず感嘆の声をあげてしまいます。

        その常田富士男さんと糸魚川の市民会館とホテル糸魚川で一緒に民話を語らせてもらいました。私の記憶の宝物になっています。

        さて「上がり岩」の話ですが、網に入った金目鯛を逃がしてやった行為が治助を幸せへと導いてくれます。
        何の気なしに行った行為が、後々幸運の糸とつながるということですが、何の気なしの行為にみえるけれど、 それはその人の良い心が沢山あって、神様が「どれ助けてやろうか」と手を差しのべたように思います。


         さあ、お話を聞いて下さい。

◆6月1日〜15日
「食わず嫁さ」
◆6月16日〜30日
「上がり岩」

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