中村栄美子さん

中村さんの集めた昔話集

携帯電話でも民話が聞けますよ(ブログ)

[2014年2月]


  他の月が30日または31日なのに2月だけは28日か29日で特別な月の感じがします。 2月は如月(きさらぎ)と呼ばれ、草木の芽が張り出す月である、「草木張月(くさきはりづき)」又陽気が更に くる月である「気更来(きさらぎ)」ということが如月 きさらぎの名前の由来であるといわれています。 成程、いわれてみると「そうか」とうなずけますね。


   さあ、2月のむかーしむかしのお話は「大町かんのん」「諏訪社の狐」というお話です。


  • 「大町かんのん」
         よく観音様は男性か女性かを論議されます。やさしく微笑み、ほっそりした手をほほに当て考えを めぐらす姿。千の手を広げる千手観音や十一面観音の姿を想いうかべる時、慈悲深いやさしい 表情に女性であろうと考えます。
      今日のお話の大町かんのんは正にやさしいお顔で慈悲深い表情をしておられます。江戸時代末に 造られたといわれていますが、保存が良かったのか金箔を施された像は厳かで神々しい姿です。
      このかんのん様は大町区のお堂に納められているので大町かんのんと呼ばれています。
      れいけんあらたかと評判の高い観音様で町に火事や突風、大水等の異変が起きると その姿を様々に変え、町を災難から救って下さるといわれています。
      そしてこの観音様の彫りあがる時も神秘的です。

      さあ話を聞いて下さい。

  • 「諏訪社の狐」
         諏訪神社は全国に約25,000社あり、諏訪信仰に分類される神社は全国6位といわれます。
      この諏訪神社の祭神は建御名方命(たけみなかたのみこと)で実はこの神様、糸魚川(古志の国)で産まれた 神様なのです。
      父は出雲の国の大国主命、母は糸魚川に住むそれは美しくうるわしい奴奈川姫命なのです。
      古事記の中では出雲の大国氏湯・胃がはるか遠い古志の国にされは美しく賢い奴奈川姫がいるといううわさを聞いて いても立ってもいられず船団を率いて古志の国にやって来ます。大国主命ははやる心をおさえてトントン 奴奈川姫の館の戸をたたき、声高らかにいいます。

      「私は美しく賢いというあなた様のうわさを聞いてはるばる出雲の国からやって来た大国主命です。 どうか私の妻になって下さい。お願いです。」

      求愛の言葉に奴奈川姫はやさしく答えます。「大国主命様、私の心はあなた様をのことを思って 熱く燃えています。どうぞ夜までお待ちください」
      そして夜、二人は結ばれ建御名方命が授かります。
      時は流れ出雲の国は衰退し、奈良辺りを本拠地とする大和が力を持ち国譲りを迫ります。
      しかしこの建御名方命は「嫌だ」と反抗して諏訪まで逃げて「この地より外に出ません」と降参。 諏訪にとどまり祭神として祭られました。

      ということで糸魚川には諏訪社が沢山あります。


         さて、諏訪社に住む狐の話、聞いて下さい。

◆2月1日〜15日
「大町かんのん」
◆2月16日〜28日
「諏訪社の狐」

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